地元産“微細藻類”が未来を育む!イービス藻類産業研究所、石巻市で2回目「藻給食」提供

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次世代のの資源として注目を集める“微細藻類”を活用した給食が、2024年6月12日、宮城県石巻市内の小中学校で提供されました。

地元で培養された微細藻「ナンノクロロプシス」を使用し、持続可能な未来の一助となる食育を目指すこの「藻給食」は、株式会社イービス藻類産業研究所(以下、イービス)と石巻市が協力し実現しました。

子どもたちに未来の食や持続可能な生活を考えるきっかけを提供する新たな取り組みとして、地域や教育関係者からも大きな期待が寄せられています。

 

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食料問題を考えるきっかけに!石巻市での微細藻類を「藻給食」の給食として2回目の提供

今回2回目となる「藻給食」は、昨年11月に行われた第1回目の提供で地元の子どもたちから好評を得たことを受け、より多くの学校で実施されることが決まりました。

イービスでは、持続可能な未来を考える手段として「食」への意識を育てたいという想いを持っており、特に地域産業である「藻」を使った給食を通じて、子どもたちに身近な存在として認識してもらうことを目指しています。

初回の「藻給食」で提供されたメニューには、地元で作られた笹かまぼこに藻のパウダーを練り込んだものや、藻の風味を生かしたおかずが並びました。給食を食べた子どもたちからは「いつもよりおかずが甘く感じておいしかった」「また食べてみたい」という声が寄せられ、実際に苦手なおかずも完食するなど、食育としても大きな成果が見られたそうです。

 

「タンパク質危機」に備え、次世代の食材に期待

近年、地球規模でタンパク質の供給不足が懸念され、これが2030年には「タンパク質危機」として深刻な問題になる可能性が指摘されています。特に人口が増加する地域では、現在の食料供給システムでは安定したタンパク質供給が難しいとされており、代替タンパク質としての「藻」にも注目が集まっています。

藻類は短期間で成長する特性を持つため、環境負荷が少なく、高タンパク質を効率的に生成できる食材として、未来の食料問題を解決する可能性を秘めています。イービスが使用する「ナンノクロロプシス」も、そうした次世代タンパク質源のひとつであり、健康と環境保護を両立できる食品として、今回の給食に活用されています。

「藻給食」を通じて、SDGs達成の意識を高める

石巻市とイービスは、子どもたちに「藻」を通じて地球や食料問題について考える機会を持ってほしいと考えています。SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指すうえで、「飢餓をなくそう」や「海の豊かさを守ろう」といった目標を実現するためには、私たちの身近な食や自然資源の理解が重要です。藻は健康的な食生活や環境保護の一助となり、特に石巻市で研究される「ナンノクロロプシス」はその象徴的な存在です。

今回の給食には、石巻産の笹かまぼこを藻のパウダーでアレンジした「笹かまの藻マヨ風焼き」や、うどん、ツナいりおひたし、ヨーグルトなど、子どもたちにも親しみやすい献立が組み込まれています。栄養バランスも考えられ、藻が含む微量栄養素によって、普段の給食にプラスの栄養価が加わる形となります。

 

イービスが提供する、地域の未来を託す食材としての「微細藻類」

石巻市でイービスが取り組む「ナンノクロロプシス」の培養は、震災復興の一環としても位置づけられています。2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市は、復興と共に地域の新たな産業創出にも取り組み続けてきました。イービスの代表である寺井氏も「地域の雇用創出と世界に通用する研究所にしたい」という想いを胸に、石巻市とともに藻の研究と普及に尽力してきたそうです。

ナンノクロロプシスは石巻の牡鹿半島で屋外培養され、カーボンクレジットの創出やバイオ燃料、サプリメントの原料としても活用が期待されています。藻を通じた産業創出は、石巻市が世界に向けて発信する環境への貢献でもあり、地域からの新たな取り組みとしても注目されています。

「藻給食」が切り開く食の未来

イービスは、子どもたちが藻の持つ価値を身近に感じ、次世代の生活に役立ててほしいと考えています。「藻給食」を体験することで、子どもたちは食の未来について、楽しく学ぶことができるのです。また、「藻給食」がもたらす健康効果や持続可能な環境に対する意識は、家庭にも広がっていくことでしょう。

未来の課題解決に挑む小さな一歩としての「藻給食」企画は、ただの食育にとどまらず、食材の可能性や地域資源の価値を伝える大切な機会です。子どもたちにとっても、地域社会の未来にとっても意義深い取り組みであり、今後も石巻からさらに多くの「藻のある生活」が広がることが期待されています。

 

まとめ:イービスの微細藻類を知り、より良い美藻生活を!

 

宮城県石巻市内の小中学校で、地元産の微細藻「ナンノクロロプシス」を使った「藻給食」が6月12日に提供されました。

これは株式会社イービス藻類産業研究所が石巻市と連携して実現したもので、持続可能な未来や食料問題について子どもたちに考えるきっかけを提供するための食育イベントです。

「藻給食」では、地元産の笹かまぼこに藻パウダーを加えた料理やうどん、おひたし、ヨーグルトが提供され、地域資源の魅力を楽しめる献立が登場します。

藻は高タンパクで栄養価も豊富であり、未来の食料資源として注目されています。また、震災から復興を続ける石巻市にとって、新たな産業と雇用を生む重要な素材であり、地元から世界に向けて発信されるSDGs貢献の取り組みでもあります。

今後も石巻からさらに多くの「藻のある生活」が広がることに期待しましょう!

参照:PR TIMRS

 

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