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過去の微細藻類ニュースからHOTな取り組みを紹介します。
オリザ油化が新たな機能性食品の展開を2022年2月に発表しました。微細藻類による未来の健康食品市場への期待が高まる、新しい取り組みです。早速みていきましょう！
オリザ油化、未来の健康食品市場に微細素類からのフコキサンチンで先駆け検討
健康志向が高まる中、新たな成分が注目を集めています。
オリザ油化株式会社（愛知県一宮市）は、微細藻類由来のフコキサンチンを活用した機能性表示食品の届出が公開されたことを発表しました。
この発表を受け、同社はフコキサンチンを活用した原材料販売を積極的に推進し、体重管理をサポートする市場の拡大を目指していくとしています。
フコキサンチンは、褐藻類に含まれる天然のカロテノイド成分です。
近年の研究で、内臓脂肪を減少させる効果が期待できることが明らかになり、ダイエットサポート成分として世界中で注目を集めています。
オリザ油化の取り組みは、健康維持を求める多くの人にとって大きな希望となりそうです。
オリザ油化が検討する微細藻類由来のフコキサンチンとは？
フコキサンチンとは？
フコキサンチンは、昆布やワカメなどの褐藻類や微細藻類に含まれるカロテノイドの一種です。カロテノイドとは、野菜や果物に多く含まれる天然色素のことで、健康効果が期待される成分として知られています。特にフコキサンチンは、体内の代謝を活性化し、内臓脂肪の減少を助ける働きがあるとされています。
北海道大学の宮下和夫教授らの研究チームが、フコキサンチンが脂肪細胞の代謝を促進することを発見しました。これにより、肥満対策の成分として注目されるようになっています。
オリザ油化のフコキサンチン供給
オリザ油化は、フコキサンチンの供給に関連して、次の内容を発表しており、微細藻類の珪藻の1種「Phaeodactylum tricornutum」を利用していることが分かり、クリーンな製造がおこなわれていることが分かります。
「オリザ油化㈱では，微細藻類Phaeodactylum tricornutum がフコキサンチンを高含有していることに着目しました。P. tricornutum はイスラエルのAlgatechnology Inc.が独自の高い技術と長年の研究開発を経て培養されているバイオマス原料（FucoVitalTM）です。同社の培養設備（図 3）により，閉鎖系において大量培養されているため水質汚染や農薬等の心配が一切ありません。さらに突出すべきこととして，フコキサンチン含有量が一般的な褐藻類（昆布，ワカメ）に含まれるそれのおよそ50 倍です。 」
オリザ油化のフコキサンチンを通した新たな挑戦
オリザ油化は、フコキサンチンを活用した機能性食品の届出を行い、2022年4月20日にその内容が公開されました。
この届出では、フコキサンチンが「肥満気味の人の体重や内臓脂肪の減少をサポートする」ことが報告されています。
研究レビューでは、日本人成人男女を対象に、フコキサンチンを毎日3mg摂取することでBMIの改善が期待できることが示されました。
この結果を受け、オリザ油化はフコキサンチンを原材料として提供し、より多くの人にその効果を届ける方針です。
微細藻由来フコキサンチン「FucoRex」とは？
オリザ油化は、褐藻類由来のフコキサンチンに加えて、微細藻由来の「FucoRex（フコレックス）」というブランドを展開しています。
このフコキサンチンは、大量培養が可能で安定供給できる点が強みです。
さらに、コスト面でも昆布やワカメ由来のフコキサンチンに比べて安価に提供できるため、幅広い商品への活用が期待されています。
「フコキサンチン市場拡大へ、 オリザ油化、微細藻類活用してダイエット領域に製品展開」を知り、良い美藻生活を
本記事は「フコキサンチン市場拡大へ、 オリザ油化、微細藻類活用してダイエット領域に製品展開」を紹介しました。
フコキサンチンの市場は、健康志向の高まりとともに成長を続けています。
特に、体重管理や美容・健康維持を目的としたサプリメントや機能性食品への応用が進んでいます。
オリザ油化のフコキサンチン事業の拡大は、健康産業に新たな可能性をもたらしそうです。
今後もフコキサンチンを活用した製品が増え、より多くの人の健康維持に貢献することが期待されます。
参照：オリザ油化
